英語の試験、どれを選べばいい?凡人が目的別にくらべてみた件

英語の試験、どれを選べばいい?凡人が目的別にくらべてみた件 英語もカエル

英語の学習は、終わりなき旅なのです。

「英語力を測りたいけど、どの試験を選べばいいかわからない」と悩んでいる方へ。この記事を読むと、ご自身の目的に合った英語試験を一つ選び、今日から学習を始められます。

先に結論を言うと、試験は、あなたの「目的地」に合わせて選ぶのが一番です。

とある日の午後、私は昔の学習ノートを引っ張り出していました。

学生時代、アメリカの大学で学ぶことを夢見ていた頃のものです。英語にはずいぶん苦労しました。そのノートの片隅には、英語試験の比較表が手書きで残されています。TOEIC、TOEFL、そして「実際に使える英語力」。当時の私は、この3つをどう両立させるか、真剣に悩んでいました。

周りの友人はこぞってTOEICを受けていました。国内での就職活動を考えると、TOEIC L&Rのスコアは必須だと言われていたからです。

私「(でも、私の目的地はアメリカの大学…)」

当時の私は、TOEFL iBTの壁に挑むことを決意しました。TOEFLで高得点を取るためには、リーディング、リスニングはもちろん、スピーキングとライティングも高いレベルで求められます。これは、まさに「実際に使える英語力」そのものだと感じたのです。

周りの流れに乗ってTOEICから始めていたら、遠回りになっていたかもしれません。

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目的別に選ぶ、英語試験の羅針盤

英語の試験は、学習の「ペースメーカー」として有効です。しかし、羅針盤なしに闇雲に受けても、目的地にはたどり着けません。ご自身の「目的地」に合わせて、最適な試験を選びましょう。

国内での就職・転職・昇進なら「TOEIC L&R」

国内の多くの企業で、英語力の指標として最も広く認知されているのがTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)です。主にビジネス英語における「聞く」「読む」能力を測定します。

私「(まさに、日本企業の共通語…)」

TOEIC L&Rは、マークシート形式です。
短時間で多くの問題を解くスピードと正確性が求められます。
日常会話からビジネスシーンまで幅広い場面が出題されますが、専門的な知識は不要です。

* **こんな人におすすめ**:
* 国内での就職・転職活動でアピールしたい方
* 企業内での昇進や部署異動でスコア提出を求められている方
* まずは「聞く」「読む」力を客観的に測りたい方

TOEFLの対策で基礎ができていた私にとって、TOEIC L&Rの対策は短く済みました。TOEFLで培った高いリーディング・リスニング力が、TOEICでも活かせたのです。難しい試験の対策をしておくと、易しい試験にも効く。これは、RPGでレベルを上げてから弱いモンスターと戦うようなものかもしれません。

海外の大学・大学院を目指すなら「TOEFL iBT」または「IELTS」

海外の大学や大学院への留学を目指すなら、TOEFL iBTまたはIELTS Academicが必須となるケースがほとんどです。これらは英語圏での学術的な環境に対応できる英語力を総合的に評価します。

TOEFL iBTとIELTS Academicは、どちらも「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測定します。

* **TOEFL iBT**:
* 主に北米の大学で広く採用されています。
* オンライン形式で、全てのセクションがコンピュータ上で完結します。
* 統合型問題が多く、複数の技能を組み合わせて解答する力が問われます(例:文章を読んで、音声を聞いてから、それらについて話す/書く)。
* **IELTS Academic**:
* イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど、英連邦諸国で広く採用されています。
* 最近では北米でも受け入れが進んでいます。
* ライティングとスピーキングは、TOEFL iBTがPC上でのタイピングと録音なのに対し、IELTSは手書きと試験官との対面形式で行われます。

私「(対面のスピーキングは、緊張感が段違いでした…!)」

どちらを選ぶかは、志望する学校の要件や、ご自身の得意な回答形式(PC入力か手書きか、対面か録音か)で決めると良いでしょう。

* **こんな人におすすめ**:
* 海外の大学・大学院への留学を考えている方
* 学術的な環境で通用する4技能をバランス良く身につけたい方

話す・書く力も証明したいなら「TOEIC S&W」や「英検」

「聞く」「読む」だけでなく、「話す」「書く」といったアウトプット能力も客観的に証明したい場合は、TOEIC Speaking & Writing Test(TOEIC S&W)や実用英語技能検定(英検)が選択肢になります。

* **TOEIC S&W**:
* TOEIC L&Rと同様、ビジネスシーンにおける「話す」「書く」能力を測定します。
* パソコンに向かって回答を吹き込んだり、タイピングで文章を作成したりする形式です。
* 国内企業でも、より実践的な英語力を求める場合に評価されることがあります。
* **英検**:
* 文部科学省後援の、日本で最も歴史のある英語技能検定です。
* 級によって求められるレベルが異なります。
* 幅広い年齢層が受験します。
* 一次試験(リーディング、リスニング、ライティング)と二次試験(スピーキング面接)があります。
* バランスの取れた4技能が評価されます。
* 高校・大学入試での優遇や、単位認定に使われることもあります。

私「(英検準1級の面接、何度も練習したなぁ…)」

ご自身の目的が、国内でのキャリアアップなのか、資格としての取得なのかによって、どちらを選ぶか検討すると良いでしょう。

* **こんな人におすすめ**:
* 「話す」「書く」力を重点的に伸ばしたい方
* 国内でのキャリアアップや学業で、4技能を証明したい方
* 段階的に英語力を高めていきたい方

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凡人の私がやってわかった、英語試験のコツ

英語試験は、あくまで学習の「ペースメーカー」です。点数そのものを最終目的にしないことが、てくてく歩き続ける秘訣なのです。

一、「目的地」を明確にする
何のために英語を学ぶのか、どの試験のスコアが必要なのかを具体的に設定します。国内就職ならTOEIC L&R、海外留学ならTOEFL iBTやIELTS Academic、のように。

二、**目標スコア(級)を設定し、期限を決める**
高すぎる目標は挫折のもと。まずは「半年後に〇〇点」のように、手の届く範囲で具体的な目標を設定し、受験日を予約しましょう。

三、**過去問で「現在地」を測る**
いきなり対策を始めるのではなく、一度過去問を解いてみてください。今の実力と目標とのギャップが見えてきます。

四、**難しい試験の対策は、易しい試験にも効く**
TOEFL iBTのように総合的な英語力が求められる試験の対策は、TOEIC L&Rのスコアアップにもつながりやすいです。基礎力をしっかり固めることが遠回りせず、結果的に近道になります。

五、**最新の要件は必ず公式サイトで確認する**
試験の形式や出題範囲、スコアの有効期限などは変更されることがあります。受験を決めたら、必ず各試験の公式サイトで最新情報を確認しましょう。

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よくある質問

Q:複数の試験を受けるべきですか?

A:まずは、最も目的とする試験に集中することをおすすめします。一つの試験で目標を達成してから、次の試験に挑戦する方が効率的です。

Q:英語学習のモチベーションが続きません。どうすればいいですか?

A:試験を「ペースメーカー」として活用し、定期的に受験日を設定すると良いでしょう。目標があることで、学習計画が立てやすくなり、モチベーションを維持しやすくなります。

Q:TOEIC L&RとS&W、どちらから受けるべきですか?

A:国内での就職・転職が主な目的であれば、一般的にTOEIC L&Rのスコアが重視されることが多いです。まずはL&Rから挑戦し、その後、より実践的な「話す」「書く」力を証明したい場合にS&Wを検討するのが効率的です。

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今日ひとつ試すなら

あなたの「目的地」に合わせて、最適な英語試験を選んでみてください。そして、まずはその試験の受験日を予約してみましょう。

予約した日から、あなたの英語学習のクエストが本格的に始まるのです。

英語学習については、過去にもいくつかの記事を書いてきました。
「英語学習、計画は「現在地」と「目的地」の距離で測る。凡人の私がてくてく進んだ件」では、目標設定と計画の立て方について詳しく書いています。よろしければ、こちらも読んでみてください。
https://aitensei.com/english-learning-distance/

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