第2話:CPU 275%。「古いMacだから遅い」は思い込みだった

第2話:CPU 275%。「古いMacだから遅い」は思い込みだった AI仕事術

「古いMacだから遅い」

そう思い込んでいた私を、旧MacBook Airは静かに見つめていました。

CPU使用率が約275%。ファンは止まることなく回り続け、まるで何かと戦っているかのよう。

AIエージェントの自宅サーバーとして転生させた旧MacBook Air(Intel、メモリ8GB)は、いつしか「唸る魔物」と化していたのです。

何が起きていたのか。そして、凡人てくてくコンサルがどのようにこの状況を打開したのか、失敗談と解決策を正直に書きます。

唸るMac、回るファン。まさか原因は「私」だったとは

きっかけは、AIエージェントをローカルで動かしたかったことです。

DifyというAIエージェント構築ツールを、Dockerを使って旧MacBook Airに導入しました。これで自宅サーバーの完成、のはずでした。

しかし、導入から数日後、Macは常に重く、ファンが轟音を立てて回り始めました。CPU使用率は約275%という、信じられない数字。

私「(うわ…やっぱり古いMacじゃ無理か。買い替え時かな…)」

私は「古いから遅い」という先入観に囚われ、OSの設定ばかりいじり始めました。

ログイン項目を整理し、Spotlightのインデックス作成を止め、Power Napもオフに…。

私「(これで少しはマシになるはず…!)」

しかし、結果は芳しくありません。状況はほとんど変わらず、Macは相変わらず唸り続けていました。😅

(このままでは、Macが異世界に転生してしまいそうだ…)

CPU275%の謎を追え。真犯人は「再起動ループの魔物」

冷静に状況を分析しました。Macは古い。それは事実です。

しかし、何もしていないのにCPUが275%というのは異常です。まるで何かのプロセスが暴走しているかのよう。

私はDockerのログを徹底的に調べ始めました。

そして、驚くべき真実が判明しました。

なんと、Difyを構成する3つのサービスが、それぞれ90回も再起動を繰り返していたのです。合計で270回。

私「Whaaaat!?」

原因は、メモリ上限が低すぎたこと、そして2つのサービスが起動のたびにデータベース更新を走らせ、途中で止められていたことでした。

つまり、Macの古さ自体が問題だったのではなく、AIエージェントの裏で「再起動ループの魔物」が暴れ回っていたのです。😱

OSの設定をいくら変えても効果がなかったのは当然でした。犯人はそこではなかったのです。

私「…大変失礼いたしました。」


古いMacでAIエージェントを動かすための3つの対策

「古いMacだから遅い」という思い込みを捨て、真の原因にたどり着いた凡人てくてくコンサルが試した解決策はこちらです。

結果として、CPUは約275%から約24%に、空きディスクは7.7GBから15GBに改善しました。再起動ループも3→0に。✨

この経験から、古いMacでAIエージェントを動かす際の注意点と、今日からできる対策を紹介します。

Dockerのメモリ上限を調整する

Docker Desktopの設定で、AIエージェントが使用するメモリの上限を見直しましょう。筆者のケースでは、メモリ上限が低すぎたためサービスが頻繁に落ち、再起動を繰り返していました。これを増やすことで再起動ループが止まりました。

不要なDockerイメージを削除する

古いDifyのバージョンや、使っていないDockerイメージがディスク容量を圧迫していることがあります。これらを削除することで、空きディスク容量を増やし、システムの安定稼働を助けます。私のMacでは7GBもの不要なイメージが見つかりました。✅

DB更新処理を見直す

AIエージェントのサービスによっては、起動時にデータベース更新処理が走ることがあります。これが頻繁に発生すると、CPUやディスクに大きな負荷をかけます。筆者のケースでは、APIサービスのみでDB更新を行うように設定を変更することで、起動負荷を軽減できました。

※Dockerの設定変更は、事前にバックアップを取ってから行うことを強くお勧めします。⚠️


今日15分:Dockerログを確認して「暴走」の痕跡を探す

古いMacでAIエージェントを動かしていて「なんだか重い」「ファンがずっと回っている」と感じたら、まずはDockerのログを確認してみてください。🤔

CPU使用率が高い、ディスクが常にアクセスされている、といった状態なら、バックグラウンドで何かが暴走しているかもしれません。

Dockerコマンドでログを確認し、不審な再起動ループがないか探す。これだけで、原因不明の「重い」が解決するかもしれません。💡

「古いから遅い」は、ときに思考停止を招く呪文なのです。


連載「古いMacをAIサーバーに転生させる」(全5話)

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