第4話:バックアップのテスト中に、本物のバックアップを自分で消した

第4話:バックアップのテスト中に、本物のバックアップを自分で消した AI仕事術

毎晩3時。旧MacBook Airで動くAIエージェント「Dify」のバックアップは、粛々と、しかし確実に実行されていました。

1回あたり約0.5MB、7世代保存。復元テストで144テーブル無事。

「これでDifyサーバーのデータは完璧。安心だ」

そう思っていた凡人転生者の私に、まさかの落とし穴が待っていました。😅

今回は、バックアップを守るためのテスト中に、なぜか自分でバックアップを消してしまった失敗談と、その対策について書きます。

旧MacをAIサーバーにした私の「バックアップ作戦」

以前、不要になった旧MacBook AirをAIエージェントのDifyサーバーに転生させたことを記事にしました。

くわしくは旧MacBook AirをAIエージェントの自宅サーバに転生させたら、新たな課題が生まれた件で書きました。

このDifyサーバー、社内の業務効率化に役立つ可能性を秘めていたので、データが飛ぶのは絶対に避けたいところです。

そこで、私はバックアップ作戦を実行しました。

私「(Difyのデータは、私の経験値そのもの。守り抜くのだ!)」

作戦はこうです。

毎晩3時、自動でDifyのデータベース、アップロードファイル、設定ファイルをまるっとバックアップ。容量は1回約0.5MBと控えめです。

過去7世代分を残し、古いものは自動で削除。これでディスク容量を圧迫することなく、万が一の事態に備えられます。

さらに、バックアップは取るだけでなく、実際に機能するかどうかが大切です。

一時的なデータベースにデータを戻す「復元テスト」も実施しました。結果は、144テーブルすべて無事。アプリも正常に動くことを確認。✅

私「完璧だ。これでどんな魔物(データ破損)が来ても、Difyサーバーは守られる!」

そう、私は確信していました。

安心しきったその時。まさかの自爆

バックアップも復元テストも成功し、私はすっかり安心してしまいました。

ある日の午後。

私は普段使っているメインのMacと、Difyサーバーになっている旧Macの2台を並べて作業していました。

メインMacで別の作業を終え、ターミナルの片付けコマンドを打とうとした、その時。

指が、一瞬だけ、止まりました。

私「(あれ、これ…どっちの画面だっけ?)」

一瞬の迷い。

しかし、「いつもの画面だから大丈夫だろう」という慢心がありました。

そのまま、エンターキーを叩き込みました。

ターン!

ピロン。

画面に表示されたのは、見慣れない、しかしどこか見覚えのある削除完了のメッセージ。

私「Whaaaat!?」

そう。削除したのは、メインMacのデータではありませんでした。

旧Mac、つまりDifyサーバーの「本物のバックアップファイル」を、自分で消してしまったのです。😱

私「(待って待って待って…バックアップを守るためのテスト中に、バックアップを消したのは、私ぃぃぃ!?)」

AIの不具合でも、ハードウェアの故障でもありません。

完璧だと思っていたバックアップを、まさか自分の手で消すとは。凡人転生者の自爆でした。

私「…大変失礼いたしました。」


【凡人が二度とやらかさない】バックアップ自爆防止策

この一件で、私は大切な教訓を得ました。どんなにシステムが完璧でも、使う人間の凡ミスは防ぎきれない、と。💡

そこで、私は以下の対策を講じました。今日からできる、簡単なことばかりです。

1. ターミナルの見た目を一目でわかるように変える

複数のMacを同時に使うなら、ターミナルの設定を変えるのがおすすめです。私はこの自爆を機に、旧Macのターミナルだけ、背景色を赤っぽく変更しました。

  • なぜ効くか:視覚的な違いで、どちらのMacで作業しているか瞬時に判断できます。
  • 具体例:ターミナルの「設定」→「プロファイル」から、背景色や文字色を変更する。

2. 削除コマンドの前に「パスを確認する癖」をつける

削除コマンド(rm -rf など)を打つ前に、必ず「pwd」コマンドで現在のディレクトリパスを確認する癖をつけました。

  • なぜ効くか:削除対象が意図した場所であるかを二重チェックできます。
  • 具体例:コマンドを打つ前に、一度「pwd」と入力し、表示されたパスを確認してから次のコマンドを入力する。

3. バックアップは「すぐ取り直す」と決める

幸い、私はすぐにバックアップを取り直すことができました。万が一の事態に備え、バックアップが消えてしまったら、すぐに再取得すると決めておくことが大切です。

  • なぜ効くか:被害を最小限に抑え、精神的な負担も軽減できます。
  • 具体例:バックアップが消えたことに気づいたら、他の作業を中断して最優先でバックアップジョブを再実行する。

4. 「凡人はミスをする」前提で安全策を考える

「AIが間違えるはずがない」「システムが完璧だから大丈夫」という思い込みが、私の自爆を招きました。人間はミスをするものです。その前提で安全策を考えることが大切です。

  • なぜ効くか:ヒューマンエラーを織り込んだ設計で、より堅牢な運用ができます。
  • 具体例:重要なデータは複数の場所にバックアップを取る(例:ローカルとクラウド)。最終削除前に確認プロンプトを挟むスクリプトにする。

まとめ:今日15分でできること

AIを使いこなすには、ツールの性能だけでなく、使う側の凡ミス対策も大切です。

今回の私の失敗は、バックアップという守りの要で起こりました。しかし、これも大切な経験値です。

今日15分:もし複数のMacやPCを使い分けているなら、それぞれのターミナルの見た目を大きく変えてみてください。一目でわかる「色分け」をするだけで、私のようないらない経験値を積まなくて済みますよ。🐸


連載「古いMacをAIサーバーに転生させる」(全5話)

← 前の話:第3話:古いMacBook AirでDifyが重いときの、軽量化3ステップ

次の話 →:第5話:ブログ下書きが556秒→42秒。AIが厳しすぎた原因は、私のルールの矛盾だった

タイトルとURLをコピーしました